うさぎのきもち【RABBIT'S LIFE】

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最初の1週間が重要!うさぎのお迎え初日から環境に慣れるまでに気を付けるべきこととは?

最初の1週間が重要!うさぎのお迎え初日から環境に慣れるまでに気を付けるべきこととは?

これからうさぎを飼い始める方も、いまペットショップやうさぎの専門店でうさぎを家族に迎え入れると決めた方も、うさぎとの生活を始めるには最初の1週間が重要です。まずは新しい生活環境に慣れてもらうために、初日から2日目、そして1週間の中で、飼い主として気を付けるべきことをここにまとめておきます。

うさぎをお迎えする準備を整えておきましょう

うさぎを家にお迎えするまで、できるだけの準備を先に済ませておくことが理想です。

ペットショップやうさぎの専門店でうさぎを購入する時には、うさぎ用の小さなダンボール箱かペット用のキャリーバックで移動することになります。うさぎはとても臆病で、環境の変化に敏感な動物であるために、このような移動方法が大変なストレスとなってしまいます。大きく揺れる見知らぬ箱に入れられて、初めて嗅ぐ匂いと音に囲まれている状態が長く続いてしまうことは、うさぎにとっては怖いことなのです。飼い主となるあなたは、そんなうさぎの気持ちを理解し、できるだけストレスを与えないように移動するよう意識してあげましょう。徒歩や車・タクシーで帰宅する際には箱の揺れが最小限になるようにそっと運んであげることが大切です。

また、うさぎは自宅に着いてからも移動時のストレス・恐怖から怯えきっている場合がほとんどだと思います。小さな体を震わせている中で、ゲージの組み立てやうさぎの生活環境を整えるのは、大なり小なり音が出てしまうためにあまりおすすめはできません。そのような音もうさぎの恐怖心を刺激してしまうのです。うさぎを家にお迎えし、体の震えが治るまでは、どんな小さな音も出さないように細心の注意を払いましょう。

飼い始めの1週間がとても大切です

うさぎはとても臆病で、環境の変化に敏感な動物です。特に飼い始めの1週間で、新しい環境に慣れることができなければ、体調を崩してしまうことも少なくありません。そのため、飼い主はうさぎをそっと見守ることを常に意識し、飼い主と新しい生活環境がうさぎにとって安全であることを認識させるように努めましょう。始めの1週間のうちは、基本的に飼い主ができることは何もない、そして何もしない期間であると理解してください。1週間のうちは飼い主側の「可愛いけど触らない!」「じっくり見たいけど、無関心のふり!」のような我慢の期間が続きます。飼い主ができることと言えば、ちゃんとごはんを食べているか?水を飲んでいるか?うんちに異常はないか?元気はあるか?等の観察のみになります。

また、生後2ヶ月(生後2ヶ月未満の子うさぎは販売禁止)から半年以内の子うさぎの場合は、体調を崩しやすいです。少しでも子うさぎの様子がおかしいと感じた場合はすぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。

ペットショップやうさぎ専門店で聞いておくべきこと

うさぎをお迎えする際には、

  1. 健康状態
  2. 性格
  3. 親のこと
  4. 体重
  5. 与えているチモシーとペレットの銘柄・種類
  6. うさぎの匂いのついたものを譲ってもらえるか

を確認するようにしましょう。

①健康状態は店員さんに確認するだけでなく、自身でも確認するようにしてください。確認すべき内容は、目ヤニがついていないか?お尻のまわりが汚れていないか?下痢をしていないか?毛並み、毛艶に異常はないか?口の周りは汚れていないか?歯は伸びすぎていないか?などです。これらのひとつでも気になる箇所がある場合には、健康状態に異常を抱えていることが懸念されます。

②性格は、飼い主との相性や店員さんの愛情を推し量る上で重要です。飼い主との相性についてはもちろんですが、実は店員さんの愛情も大切です。うさぎのことをちゃんと理解・教えてくれる店員さんは信頼でき、うさぎもお利口に育つと感じています。愛情を十分に与えられていないうさぎは、人間を信頼できなかったり、問題行動を起こす可能性がありますので、あまりおすすめはできません。(注意:個人的な見解を含んでいます。)

③親のことは先程と同じように、店員さんの愛情を推し量ると同時に、「子は親に似る」という言葉からもわかるように、うさぎが大人になった時の性格を考えることができる大切な要素です。

④体重は、お迎えしてからの餌の量を計算するために必要な情報です。うさぎの体調管理には食事量の調整が必要不可欠となります。子うさぎの場合は体重の5%、大人うさぎの場合は3〜5%が適切な量です。これらを意識しないと、うさぎの肥満や健康不良を引き起こす原因となり得るので、十分に注意が必要です。体重がわからない場合は、その場で計測してもらうようにしてもらいましょう。これは、まだ慣れていないうさぎの体重を測ることが難しいためです。特に初めて飼うという飼い主の方は、事前に把握しておくべきでしょう。

⑤与えているチモシーとペレットの銘柄・種類は、うさぎにストレスを与えないために聞いておく必要があります。前述のとおり、うさぎは環境の変化に敏感な動物です。餌がちょっと変わっただけでも、ストレスを感じて急に食べなくなってしまうことがあります。このようなことを避ける意味でも、いま与えているチモシーやペレットの銘柄・種類を把握しておくことが重要なのです。できることならば、うさぎの購入と同時に、チモシーとペレットを購入しておくと良いでしょう。

⑥うさぎの匂いがついたものを譲ってもらえるかどうかは、うさぎは新しい生活環境に慣れるのを手助けしてくれます。うさぎは自分の匂いで縄張りを認識する動物であるため、このようなもの(布やおもちゃ)があると、新しい生活環境への適応が早くなります。 

お迎えの初日(1日目)から2日目に気を付けるべきこと

ゲージの準備が整ったら、ダンボール箱またはペット用のキャリーバックからうさぎを移動してあげます。人間にとっても同じですが、新しい環境となると緊張をしてしまうものです。余計なストレスを与えないためにも、撫でようとしたり、抱っこしたり、ゲージから出したりすることのないようにしてください。撫でる・抱っこする行為がうさぎにストレスを与えることはもちろんですが、ゲージから出して広いスペースを自由にさせることも厳禁です。これまでペットショップやうさぎ専門店の狭いスペースで生活してきたうさぎにとって、突然広いスペースに出される行為は、パニックを誘発してしまいます。「広く自由に」というと聞こえはいいかもしれませんが、限られたスペースで生活をしてきたうさぎにとっては恐怖でしかありません。そんなうさぎの気持ちを理解してあげてください。

うさぎは暑さと寒さ、湿気に弱い動物です。前述のとおり、子うさぎの場合は特に体調を崩しやすいために、室温・湿度には十分に注意するようにしましょう。夏場・冬場の気温と湿気に合わせ、エアコンで室温・湿度を調整するようにしてください。うさぎが快適に過ごせる室温と湿度は、室温18℃〜25℃/湿度40%〜60%です。

最後に、うさぎにトイレの場所を正しく認識させるためには、トイレにおしっこのついたペーパーの切れ端やフンを入れておくと良いです。ペーパーについては、誤食・誤飲の可能性があるため、うさぎの口が触れないようにトイレ用の網の奥深くに配置するようにしてください。うさぎのトイレトレーニングについては、こちらの記事を参照してください。

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お迎えから3日目に気を付けるべきこと

3日が経過して、うさぎも時折元気な姿を見せているかもしれませんが、まだ撫でたり、抱っこしたりはできません。3日目でしていいことはあなたの存在を触れずに認識させることです。あなたの存在をうさぎに認識させるために、ゲージの外からうさぎの名前を呼んであげてください。ただし、長時間見続けたりすると、逆にストレスを与えてしまいますので、そういった行為はしないようにしてください。また3日目でトイレを上手にできていないようであれば、ゲージの中を簡単に掃除してあげると良いでしょう。うさぎは清潔な環境も好む動物なので、きっと喜んでくれると思います。

お迎えから4日目に気を付けるべきこと

うさぎをお迎えしてから4日目には、もし新しい生活環境に慣れている様子をみせているようであれば、鼻先から頭ぐらいの位置を撫でる等のコミュニケーションであれば、試してみても問題ありません。もし逃げたり嫌がる素振りを見せたら、もう1日だけ様子を見てあげましょう。うさぎとのコミュニケーションの秘訣は、頭上から近づかないこと、自分の匂いを覚えてもらうことです。手の甲をそっと鼻先に近づけて、飼い主の匂いを嗅がせるようにしてください。そこで興味を示すようであれば、おそらく撫でようとしても嫌がらないと思います。あなたの前で、リラックス状態を示すしぐさや行動をするようであれば、何度か試すことで次第になれてくるはずです。まだ我慢の期間は続くものの、少しは飼い主のことを信頼してくれているのではないでしょうか?

また、頭を撫でることを許してくれているようであれば、手でおやつをあげることも可能です。うさぎの機嫌を伺いながら、挑戦してみましょう。

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お迎えの5日目から7日目に気を付けるべきこと

うさぎが生活環境に慣れている、飼い主とのコミュニケーションができる状態になっていることが確認できているようであれば、部屋んぽをさせてあげましょう。部屋んぽをする際には、部屋んぽ用のゲージを使用するか、なんでも噛んでしまう習性を考慮して、ケーブルや物をガードしておくようにしてください。(安全面が十分に確保されていない状態での部屋んぽは事故を招きますので、ご注意ください。)

おそらく大抵の場合、慣れている環境で広いスペースに出ると「嬉しい!」といった感情表現をするはずです。最初は警戒するような素振りを見せたとしても次第に慣れてくるはずなので安心してください。

また初めての部屋んぽの際には、

  1. 周囲の安全を確保すること
  2. うさぎが安定する姿勢で抱っこして移動させること
  3. 飼い主は関与しないこと(知らんぷりすること)

を意識すると良いでしょう。

①周囲の安全を確保することは、うさぎの本能的な行為(囓る・掘る)から身を守るようにしてあげることです。コードにはペット用の囓り行為防止用のカバー付けて、行ってほしくない場所にはガードを設けてください。

②うさぎが安定する姿勢で抱っこして移動させることとは、お迎えから約1週間は抱っこできない状態が続いていたため、上記の約束事をきちんと守っていた飼い主の方であれば、ほぼ初めての抱っこになるかと思います。うさぎの抱っこの仕方ですが、うさぎを恐れずにお腹に手を入れるように抱え上げて、うさぎの背骨が縦になるようにし、すぐにお尻の下に手を回して、しっかりとお尻を固定するようにしてください。途中でうさぎが暴れるたり、爪て引っ掻かれてしまったりすることがあるかもしれませんが、手から離すことのないのように注意しましょう。途中でうさぎを離し、落としたりしてしまうと、怪我や事故の原因となってしまいます。うさぎの骨は肉食動物から早く逃げるために、空洞が多く、意外にも脆いのです。少し怖いかもしれませんが、これまでの約束事を守り、適切なコミュニケーションがとれているようであれば、急に噛んだりすることはありません。(絶対ではありませんが、うさぎの安全を第一に考え、噛まれたとしても我慢してください。)腰・お尻が安定するとうさぎは安心するため、上記を素早く行うことが上手な抱っこにおけるポイントです。

③飼い主は関与しないこと(知らんぷりすること)はうさぎに警戒心を与えないようにする上で重要です。うさぎは人に見られていない状況であれば、自由に遊び・楽しみます。ただし、危険な行為(危ないものをかじったり、ホリホリする等の行為)をしますので、横目で見ておくようにしてください。

お迎えから8日目以降

これらのお迎え時における注意事項を守れば、うさぎは新しい生活環境にも適応してくれるはずです。適宜、うさぎとのコミュニケーションを取りながら、ふたりの関係を向上させてください。

ここで取り上げた日数はあくまで目安です。うさぎにも、人間と同じように性格があります。新しい生活環境に慣れるまで・飼い主を信頼するまでの時間には個体差があります。お互いに「好き」の状態になるまでの時間も異なります。うさぎの状態を観察しながら、飼い主側から歩み寄る姿勢で臨むことが、うさぎとのコミュニケーションを成立させるためには必要です。

うさぎは歴史的には、家畜のように食用や毛皮用に繁殖されていた過去がありますが、その知能の高さからペットとして飼われるようになりました。そのために、まだまだ犬や猫のように人間との関係が深い訳ではなく、生体研究も追いついていない動物です。それ故に、まだまだ知られていない習性や感情があるかもしれませんが、人間のパートナーとして、寄り添い・助け合える存在であることは明らかです。

これからうさぎを飼い始める方も、いまペットショップやうさぎの専門店でうさぎを家族に迎え入れると決めた方も、この記事を読んでいただければ、うさぎとの生活を始める上で、いかに最初の1週間が重要であるかをご理解いただけたのではないでしょうか?

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さいごに

うさぎは本当に可愛い動物です。これは私の個人的な意見ではありますが...お互いに信頼できる関係を構築し、少しでもうさぎのことを知ってくれる・好きになってくれる人が増えればと思い、このメディアを運営しています。

私自身、まだまだうさ飼いとしては未熟ではありますが、今後もパートナーとしてのロップとの付き合いは続きます。

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