うさぎのきもち【RABBIT'S LIFE】

うさぎの基礎知識から飼育方法やしつけの仕方、健康管理や病気についての知識などのうさ飼いが知っておくべきあらゆる情報を発信する【うさ飼い専用メディア うさぎのきもち】です。当サイトでは、「ペットとの生活をより楽しく、より豊かにする」をテーマに、うさぎの飼い主に役立つ情報をわかりやすくご紹介しています。

うさぎにトイレをしつける方法とは?トイレを覚えてもらうために飼い主が知っておくべきこと

うさぎにトイレをしつける方法とは?トイレを覚えてもらうために飼い主が知っておくべきこと

うさぎがトイレを覚える理由とは?

「うさぎはトイレを覚える動物」ということを聞いたことがありませんか?

これはうさぎの習性に基づく事実です。自然界の中で弱者に分類されるうさぎは、常に外敵を恐れており、無防備な状態となりやすい排尿・排便は安心できる場所で行う習性があります。うさぎにとって安心できる場所とは、外敵から身を隠すことができて自分の匂いがする場所です。ゲージや家の中であれば、生活スペースの隅やおしっこ・フンの匂いがする場所です。うさぎはトイレを認識しているというわけではなく、安心できる場所だからトイレをするのです。

そして、うさぎに上手にトイレをしつけるための一番の近道は、まず飼い主自身がこのようなうさぎの習性を理解しておくことです。うさぎがトイレを覚える理由を正しく理解できていれば、トイレトレーニングは簡単です。

それではここからは具体的なトイレのしつけ方法について、順を追って説明していきたいと思います。

うさぎにトイレをしつける方法

まず前提ですが、ここで説明するトイレのしつけ方法はゲージの中での飼育を前提としています。家の中での放し飼いの場合も、基本的には同じですが、そのような飼育状況だと家の中全体が生活スペースとなってしまうことや放し飼い自体もあまりおすすめできるものではありませんので、ここでは対象外とさせていただきます。

うさぎにトイレをしつけるには、以下のポイントを意識するようにしましょう。

  1. 餌入れ・給水ボトルの対角線上の隅(壁側)にトイレを設置する
  2. トイレの中におしっこの付いたものとフンを入れる
  3. トイレから食べられる位置に少量のチモシーを置いておく
  4. トイレの位置にいたらお尻を優しく撫でて、排尿・排便を促す
  5. おしっこ・うんちができたらきちんと褒める
  6. 失敗しても叱らず、すぐにトイレに連れていく
  7. おしっこに失敗した場合は、すぐに拭き取って臭いを消す

これら7つのポイントを意識することで、大半のうさぎはトイレを覚えてくれるようになるはずです。それではここからは各ポイントについて、具体的に説明していきます。

①餌入れ・給水ボトルの対角線上の隅(壁側)にトイレを設置する

うさぎは自分の匂いがするおしっこやフンで落ち着きますが、不潔なものという認識は持っています(食糞行動はしますが...。)。そのため、チモシーやペレット等の餌入れや給水ボトルから離れた位置にトイレを設置してあげてください。綺麗好きなうさぎは、おしっこやフンの近くで食事をしたくないのです。

またスペース的に可能であれば、うさぎの寝床からも離れた位置に設置できると理想です。

②トイレの中におしっこの付いたものとフンを入れる

トイレを設置したばかりのタイミングでは、トイレ自体にも匂いが着いていないので、うさぎのおしっこが付着した布切れやティッシュ、フンを入れておくようにしましょう。

うさぎ用トイレのほとんどが金網タイプのものだと思いますが、おしっこが付着した布切れやティッシュは、誤飲・誤食しないように、金網の下のうさぎの手・口が届かない位置に配置してください。

③トイレから食べられる位置に少量のチモシーを置いておく

うさぎは安心できる場所でトイレをすると説明しましたが、自分の匂い以外にも、うさぎが安心する匂いがあります。それがチモシーの匂いです。トイレの金網の上、隅から離れた位置に少量のチモシーを置いておくと良いでしょう。うさぎはトイレの隅にお尻を向けてトイレをするので、チモシーはその逆の位置に置いておく必要があります。またチモシー入れを2つ用意して、トイレの隣とトイレから離れた位置に設置するのもOKです。

④トイレの位置にいたらお尻を優しく撫でて、排尿・排便を促す

特に子うさぎの場合は、トイレの上に乗ってもそこで何をすれば良いのか?安心できる場所なのか?がすぐに理解できないことがあります。そういった場合には、優しく頭を撫でて安心させ、さらにお尻を撫でて排尿・排便を促してあげてください。

うさぎはトイレを認識しませんが、「あ、次からここでおしっこやうんちをしよう!」程度には思ってくれる...はずです。

⑤おしっこ・うんちができたらきちんと褒める

うさぎは賢い動物なので、褒めてあげると「トイレをすると褒めてもらえるんだ!」と理解することができます。ただし、常にうさぎのトイレを見ていることはできないので、気が付いた時に褒めてあげる程度で問題ありません。

⑥失敗しても叱らず、すぐにトイレに連れていく

しつけの鉄則ですが、うさぎがトイレに失敗しても決して叱らないようにしましょう。怒っても理由が理解できず、ただ怯えさせてしまうだけなので、トイレトレーニングには逆効果です。

⑦おしっこに失敗した場合は、すぐに拭き取って臭いを消す

うさぎは基本的にうんちを我慢することができません。間違った場所にうんちをしてしまった場所は、飼い主がフンをトイレの中に入れてあげてください。そして、間違った場所におしっこをしてしまった場所には、うさぎをトイレまで移動し、おしっこを綺麗に拭き取った上で、しっかりと消臭しておきましょう。おしっこは匂いが強く、拭き取っただけでは、うさぎがまた同じ場所でトイレをしてしまうことがありますので、注意してください。消臭には、うさぎ専用の消臭スプレーを使用すると良いと思います。

 

①〜⑦のポイントについて、しっかりと理解できたでしょうか。うさぎはとても賢く、トイレを覚えやすい動物なので、トイレトレーニングも他の動物に比べると簡単だと思います。1〜2週間続けてあげれば、トイレを学習してくれるはずです。

 

うさぎのしつけ方法について、詳しく知りたい方は以下の記事にまとめてありますのでご参照ください。 

www.rabbit-magazine.com

 

また、ここからはうさぎがするおしっことうんちの種類について、ご紹介していきたいと思います。

おしっこの種類について

うさぎは自分の意思とは関係なく、おしっこをしてしまうことがあります。そのため、トイレを覚えたうさぎであっても、トイレ以外の場所におしっこをしてしまうということがあるのです。これはトイレの失敗ではなく、仕方がなく出てしまったおしっこになります。ここではうさぎが自分の意思とは関係なくしてしまうおしっことは、どのようなものなのか?を理解していきましょう。

不安な時にしてしまうおしっこ

新しい場所や環境に移ったときに、不安が原因でしてしまうおしっこです。前述のとおり、うさぎは自分の匂いで安心する動物なので、おしっこをすることで自分の気持ちを落ち着かせる効果があります。ただし、おしっこをしたくてしているという訳ではないので、トイレの失敗ではありません。

驚いた時にしてしまうおしっこ

大きな音や普段聞き慣れない音がした時に、びっくりして出てしまうおしっこです。周囲の変化に敏感なうさぎだからこそしてしまうものなので、普段から驚かせてしまうことこないように注意しておけば、このようなおしっこはしません。

縄張り主張のおしっこ

一般的には去勢していないオスによく見られるスプレー行為というものです。飛びながら霧状のおしっこを撒き散らします。うさぎが元気な証拠ではありますが、飼い主にとっては非常に迷惑です。スプレーは縄張りを主張する行為なので、うさぎが嫌がるような原因を特定し、解消してあげると自然とスプレー行為をしなくなります。

嫌いなものにかけるおしっこ

嫌いな人や邪魔なものにおしっこをかけることがあります。この行為はうさぎの縄張りに不用意に入ってしまった時にかけられてしまうおしっこです。うさぎの気持ちを尊重し、うさぎの進行方向や意図的に邪魔をするような行為がなければ、通常はかけられることがありません。

単純なおねしょ

子うさぎに見られる行為に、単純なおねしょというものがあります。寝ている時に意図せずに、おしっこをしてしまうことがありますので、もしおねしょをしてしまったとしても、子うさぎを攻めず、冷静に対処してあげてください。

うんちの種類について

基本的にうさぎはうんちを我慢できない生き物です。うんちはいろんな感情と一緒に出てしまうことが多く、トイレトレーニングはほぼ不可能ですが、どんなうんちが存在するのかを知っておくことは、うさぎを飼育する上でとても重要です。

興奮した時に出てしまううんち

「嬉しい!」「楽しい!」といった際に、興奮と一緒に出てしまううんちです。飼い主が帰ってきたり、一緒に遊んでいる時に、ついつい出てしまううんちですが、決して失敗ではありません。

縄張りを主張するうんち

トイレを覚えているうさぎがトイレとは別の場所、明らかに同じ場所にうんちをすることがあります。これはうさぎが縄張りを主張する際にするうんちです。こういった行為は縄張り意識の現れですので、うんちをトイレに移動せず、そのままにしておくと良いでしょう。1週間もすれば、縄張りうんちも落ち着くはずです。

食べられるうんち(盲腸フン)

食べられるうんち=盲腸フンは、うさぎがするタンパク質とビタミンと多くの微生物を含む、うさぎにとってとても大切なうんちです。うさぎは食糞行動をしますが、ほとんどの食糞行動の対処うがこの盲腸フンとなります。通常のフンとは色も形も異なりますので、うさぎから奪ったりせずに、そっとしておいてください。ただし、出したてのうんちしか食べないので、時間が経過した盲腸フンは撤去してOKです。

おわりに

うさぎおトイレのしつけ方法、おしっこ・うんちの種類を正しくご理解いただけたでしょうか。
うさぎのトイレトレーニングは、うさぎの習性を正しく理解できていれば、そこまで難しいものではありません。うさぎの飼い主として、正しい知識を身に付け、恐れずに取り組みましょう。

 

また、うんちの状態による健康チェック方法については、以下をご覧いただければと思います。

www.rabbit-magazine.com