うさぎのきもち【RABBIT'S LIFE】

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うさぎのしつけ方法とは?正しく褒めて叱れば、トイレや噛み癖もしつけられる!

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うさぎは知能が高く、賢い動物です。飼い主がうさぎの習性を学び、うさぎに対して「褒める」「叱る」といったしつけが正しく行えれば、うさぎは良い子に育ちます。

トイレをしつける、噛み癖をやめさせる、待てを覚えさせるなど、うさぎでも犬と同じようにしつけをすることは可能です。

今回の記事では、うさぎのしつけ方法について、わかりやすくご説明いたします。

うさぎのしつけを成功させる大前提

1|しつけを開始する時期

うさぎを始めて迎え入れた日から1週間はうさぎのしつけはできません。うさぎは環境の変化に敏感な動物であるために、お迎え日から1週間経つまでは、まずは新しい生活環境に慣れてもらうことを最優先にしましょう。これは子供・大人に関係なく、しつけを開始するのはうさぎが新しい生活環境に慣れて、飼い主を信頼できる人間と認識した後にするようにしてください。

うさぎをお迎え日から1週間で飼い主がすべきことは、以下の記事にまとめてあります。

www.rabbit-magazine.com

2|しつけには愛情が必要不可欠

うさぎのしつけを行う前、まずはきちんと愛情を伝えてあげることが大切です。

うさぎだって、自分の大好きな人から褒められたら嬉しいし、叱られたら次は叱られないようにしようと前向きに考えることができるのです。

3|信頼されることから始まる

うさぎの上手にしつけるためには、信頼関係を構築することが大切です。

うさぎから信頼されるためには、まず飼い主から歩み寄り、名前を呼び、撫でてあげることから始めてください。

またうさぎとの信頼関係を早く構築するために、うさぎとの目線を合わせた状態で優しく声を掛けてあげると良いでしょう。

4|毎日名前を呼ぶ

うさぎをしつけるためには、名前を覚えてもらう必要があります。いくら飼い主が一生懸命にしつけをしたとしても、うさぎが自分の名前を覚えていなければ、誰を褒めているのか・叱っているのかを理解することができません。うさぎの名前を毎日呼び、自分の名前を覚えるようになると、うさぎは飼い主の話にしっかりと耳を傾けるようになります。

しつけに失敗しないためには、名前を覚えさせ、飼い主の言葉はうさぎに届けることが最も大切と言えるでしょう。あくまで目安となりますが、名前呼んだら振り向いて飼い主の元まで駆け寄ってきてくれる状態までにできていることが理想です。

5|抱っこに慣れさせる

抱っこを嫌がらないうさぎは飼い主との信頼をしていると言えます。ただし、個体差もあり、基本的に抱っこを嫌がるうさぎが多いことも理解しておいてください。

草食動物であるうさぎは、捕食される時の姿勢である宙に浮いた状態から本能的に逃げようとします。とはいえ、うさぎの抱っこは、健康状態のチェックや爪切りを行う際には欠かせません。

しつけを行う時には、この抱っこにうさぎも飼い主も慣れている事が大切です。

うさぎを上手なしつけ方法

1|できたら褒めるが基本

うさぎのしつけには、叱ることではなく、褒めることが大切です。基本的には褒めて伸ばすことを意識しましょう。

トイレができた時、名前呼んだら駆け寄って来た時には、うさぎを「いいこ、いいこ」「よくできたね!」と褒めて、おやつを少しだけあげるようにしてください。そのように褒めてあげることで、「これをすると良いことがあるんだ!」と理解してくれるようになります。

褒める時は、何かに成功した時にすぐに行うようにしましょう。その場で褒めてあげないと、うさぎは何を褒めてもらっているのかが正しく認識できません。

またうさぎは視力が弱く、人間の表情やしぐさから何かを読み取ることがあまり上手ではありません。そのため、褒める時のポイントは表情としぐさの変化をうさぎの近く見せてながら、声のトーンの変化で伝えることです。人間が立った状態や離れた場所での褒める行為は、うさぎからはほとんど見えていないので、あまり意味はありません。

2|叱る時には同じ音を鳴らす

うさぎを叱る時には決して叩いたり、弱点の耳を掴むなどの暴力を振るうような行為は厳禁です。うさぎの骨は、外敵から速く逃げるために軽くできており、想像以上に脆いのです。ちょっとした衝撃で体の骨にヒビが入ったり、折れたりしますので、注意してください。暴力を振るう行為はうさぎの恐怖心を煽り、逆に言うことを聞かない原因となってしまいます。

では、うさぎをしつけるためにはどのように叱ればよいのかということですが、基本的には同じ音を聞かせて伝える方法が良いです。

手や新聞紙を丸めたもので床を叩くようにしてください。これはうさぎの足ダン(スタンピング)という行為に似せるためで、足ダン(スタンピング)は不満や警戒、仲間に危険か迫っている時に行われるうさぎ特有の意思伝達方法です。「コラッ!」等の声を出して叱るのも効果が見込めますが、叱る時には同じ音、同じ声のトーンとなるように意識しましょう。

そして、うさぎを叱る時には決して名前を呼ばないように注意してください。褒める時にもうさぎの名前を呼ぶことが多いため、叱る時に名前を呼んでしまうと、うさぎが混乱してしまいます。褒める時・叱る時の音と声が区別できるようにしてあげましょう。

また、そもそもうさぎが悪さをするということはなく、その行為が飼い主にとって「(都合の)悪いこと」であるにすぎません。こういったことを理解し、うさぎに対しては飼い主にとって「良いこと」と「悪いこと」を正しく理解させるつもりで取り組むことがしつけの基本です。

3|しつけは覚えるまでは毎日続けること

うさぎには忘れっぽいところがあります。しっかりと覚えるまでは、飼い主が根気よくしつけを続ける必要があります。うさぎの忘れっぽさを侮ってはいけません。たった1日しつけを忘れただけで、うさぎの頭の中から記憶が完全に消え去ることがあります。こういったことにならないようにも、しつけは継続することが重要です。

4|うさぎとの主従関係をあご乗せで明確にする

うさぎの世界では、服従の証として、強者が弱者の頭の上に、あごを乗せるという習慣があります。これが通称あご乗せです。うさぎの顎の下には臭腺という体液を分泌する器官があり、自分の縄張りを主張したり、自分の物であることを相手に対して伝えているのです。

うさぎとパートナーとして付き合う中でも、主従関係は明確にしておく必要があります。このあご乗せは簡単で、うさぎを抱えた時に、うさぎに対して負荷がかかり過ぎないように注意しながら、あごをうさぎの頭に5秒ほど乗せるだけです。これをたまに行うだけで、うさぎは飼い主のことを上位の存在と考え、服従するようになります。

うさぎのしつけに困った!こんな時にはどうすればいいの?

1|うさぎがトイレを覚えない場合

うさぎは他の動物と比べても、トイレを覚えるまでの時間が短い特徴があります。

時々うさぎのトイレトレーニングが上手くいかず、悩んでいる方がいますが、その場合でもうさぎは正しい場所でトイレをしている認識を持っています。ただ単に飼い主がしてほしいトイレの場所とうさぎがトイレだと思っている場所が違うだけなのです。

うさぎのトイレのしつけ方法については、以下の記事にまとめてありますので、参加にしてみてください。

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2|うさぎがなんでも噛む癖がある

結論から言うと、うさぎが物を噛む癖を直すことはできません。うさぎが物を噛むのは、歯の伸び過ぎを予防するための本能的な習性です。歯が伸び過ぎてしまうと、不正咬合や膿瘍などの病気を引き起こすリスクが高まります。

ただし、うさぎが物を噛むという行為はストレス起因の場合があり、そういったケースにおいては、かじり木を与えたり、根本的な原因を取り除くことが有効です。

また、歯が伸び過ぎるの予防のために、うさぎがゲージなどの硬いものを囓っている場合にも注意が必要です。実はうさぎの歯には硬すぎるものもあまり良いとはいえず、歯や歯の根元がその硬さに耐えられず、不正咬合を引き起こす原因にもなりえます。そのため、うさぎがストレス以外の原因で物を囓ってしまう場合には、うさぎがその物を噛まないように、ガードを付けたり、障害物を設けるなどの対処が必要です。

うさぎのストレスの原因については以下の記事を参考にしてみてください。

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3|うさぎが噛み付いてくる

不満や気に入らないことがあった時に飼い主に噛み付いてくるタイプのうさぎがいます。こういった場合には、たとえ噛まれたとしても、うさぎの思い通りにならないことが理解させることが重要です。うさぎの言うことを聞いてしまうと、うさぎは噛めば自分の意見が通ると思ってしまいます。もしうさぎに噛まれたとしても、知らないフリをするか、前述の正しい叱り方で対処すると良いでしょう。

ただし、うさぎは元々攻撃的な性格ではないので、飼い主のことを噛む場合には、よほど嫌な思いをしたと考えるべきだと思います。

おわりに

うさぎのしつけは正しいやり方を理解していれば、そこまで難しいものではありません。ただし忘れっぽさもうさぎの特徴なので、それを理解して根気強くしつけに取り組むことが覚悟は必要です。